2010年(日本では2013年)に出版されるやかつてない独創的な世界観が大きな話題となったカナダの小説「銀行強盗にあって妻が縮んでしまった事件」。一見、突飛に思える“妻が縮む”や“夫が雪だるまになる” “老いた母が98人に分裂する”などのファンタスティックな設定は、現実社会の様々な事象のメタファ(暗喩)となっており、読み解こうとすればする程さまざまな解釈を呼ぶ。そんな“舞台化不可能”とも言えるファンタジー小説を、演劇界の名匠G2が10年の構想期間を経て世界初の舞台化。主演は「エリザベート」「マリー・アントワネット」などでタイトルロールを務めた日本のミュージカル界のトップ・花總まりと俳優のみならず司会としても絶大な支持を得る谷原章介。初共演となる“美しい夫婦”二人が日常のすれ違いやもどかしさ、そして「事件」から起きる夫婦関係の変化を丁寧に紡いでいく。
更に、花總まりは物語の中で歌唱も。演技力を高く評価されている女優としての歌の表現にも注目して欲しい。
ミュージカル界、演劇界の大きな話題となっている舞台「銀行強盗にあって妻が縮んでしまった事件」が2024年
4月世界初演の幕を開ける――。
あなたは、隠されたメッセージを読み解けるか――